http://mainichi.jp/enta/art/news/20100105ddm041040044000c.html


芥川賞

大森兄弟  34、33「犬はいつも足元にいて」    (文芸冬号)   初

羽田圭介  24   「ミート・ザ・ビート」     (文学界12月号)2

藤代泉   27   「ボーダー&レス」       (文芸冬号)   初

舞城王太郎 36   「ビッチマグネット」      (新潮9月号)  2

松尾スズキ 47   「老人賭博」          (文学界8月号) 2

 <直木賞

池井戸潤  46   「鉄の骨」           (講談社)    2

佐々木譲  59   「廃墟(はいきょ)に乞(こ)う」(文芸春秋)   3

白石一文  51   「ほかならぬ人へ」       (祥伝社)    2

辻村深月  29   「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」  (講談社)    初

葉室麟   58   「花や散るらん」        (文芸春秋)   3

道尾秀介  34   「球体の蛇」          (角川書店)   3






すげーおもしれー。
芥川賞は話題性抜群じゃないか。共作初の候補だし、知名度抜群松尾スズキがいるし。舞城が獲ったら覆面を脱ぎ捨てるのかという興味もあるし(ふうん、36歳なんだ)。羽田圭介も若くて格好いいから獲ったら注目浴びそうだし。
直木賞も、ベテランの佐々木譲に三回連続の道尾秀介葉室麟に人気上昇中辻村深月などなど。唯一読了済みなのは道尾秀介の「球体の蛇」。驚くほど地味な話を、しかもいつもの大がかりなトリックがないにもかかわらず、興味が落ちることなく最後まで読み切らせる凄い作品。文学性があって、ちゃんと濡れ場も作っていて、もう三度目だし、受賞の可能性は大きいんじゃないかな?獲ったら盛り上がるだろうなあ。
最近は各賞一人ずつ、が基本になってるけど、久々に合計四人の受賞なんてしてくれないですかね。舞城・羽田・道尾・辻村なんて組み合わせになれば個人的に祭りが始まるんですが。