3冊目

「「大変な問題」ということと「自分に解決できる」ということは違います」


偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)



僕が子供のころは、「割り箸は木のいらないところを使っているから環境破壊にはならない」と教えられてきたのに、エコブームの昨今はそんな言葉がどこか遠いところへ追いやられてマイ箸なんかが流行しちゃって、違和感というか不快感に近いものを感じていたので、この本で溜飲が下がる。だけど、それだけにかかわらず、ほとんどのリサイクルが無意味もしくは逆効果だったり、ダイオキシンは安全だったりと、あまりに常識と反対のことが述べられていて焦った。
冒頭に挙げた言葉には同意。変化を止めるために、というよりも変化を前提として、その中でどういう生活を送るのかを考えるべきだろうなと思う。少子化なんかもきっと同じ。



★★★☆