7冊目

「あなたが道徳に従って生きているのは、そのほうが気持ちいいからである。道徳的でなく生きた方が気持ちいいと思えば、そのように生きればよいのである。しかし、多くの人にとって、それは余り気持ちよい生き方にはならないと私は思う」


正しく生きるとはどういうことか (新潮文庫)

正しく生きるとはどういうことか (新潮文庫)


個人が上手く欲望を開放して満足した人生を送るための方法を説く「善く生きるとはどういうことか」が第一部、自分と他人との欲望を上手く調停して社会の中で生きていくための方法を説く「正しく生きるとはどういうことか」が第二部。
法律だから従う、道徳だから従え、じゃなくて、自分の頭で考えてそれらを取捨選択していく、その上で自発的にそういったものに従うのであれば、それはきっと充実しているんだろうな、と思う。



★★☆