俺は来年も「今年こそ笑い飯が優勝する」と言いますから


毎年読んだ本の記録をつけているんだけど、読書の場合は、年末帰省する日を一年の区切りとしています。今年は27日に帰るので、そして恐らく明日は本を読まないので、普通の感覚だとちょっと早いけど今年のベスト10をここに載せたいと思います。








10位

NO CALL NO LIFE

NO CALL NO LIFE



最高に眩しくて、最高に痛い青春物語。
こうなりたいとは思わないけど、でもそのひたむきさにはついつい憧れてしまう。




9位

グミ・チョコレート・パイン パイン編

グミ・チョコレート・パイン パイン編



夢を追うってのは言葉にするとカッコいいけど、でもその道程はカッコ悪いんだろうなあ。
でも天才なら華麗にあっさりとくぐり抜けていってしまうんだよね。
残酷なラストが印象的。



8位

扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)

扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)



なんて緻密な展開。
久々に「この作家の作品は全部読もう」と思える人に出会った。



7位

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説



少女には向かない職業」を読んで、これは駄作だと思った。この作家はもう読む必要はないと思った。
思ったのだがね。
わずか一年ちょっとでここまで進化を遂げるとはなあ……



6位

刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)

刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)



一年間、楽しませていただきました。
正直後半は物足りなかったけれども。
4作目の「やられた!」巻はたまらなかった。




5位

告白

告白



2〜5位が大激戦で、順位をつけるのに難儀しました。
今年一番共感した作品。
誤解って怖いよね。理解されないって恐ろしいよね。孤独ってさびしいよね。




4位

シャングリ・ラ

シャングリ・ラ



やっぱり小説が一番面白い娯楽作品を作れるよな、と思わせてくれた一品。



3位

陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)



こんなに悲しい気持ちにさせられる作品はなかなかないよ。
京極堂シリーズは話の細部を忘れてる作品が結構多いけど、これははっきりと覚えてる。筋が単純だしね。



2位

一瞬の風になれセット

一瞬の風になれセット



1巻を読んだ時は、「こんな純粋で前向きな青春小説なんて俺にはいらないんだ」とか思ってたけど、2,3巻でその余りのまっすぐさに思わず感化され、主人公達と一緒に風に乗ってしまいました。
青空の下で、グラウンドを思いっきり走りたくなる。




1位

イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)

イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)




物語の本当の姿を発見したときのあの衝撃は忘れられない。体中が痙攣して床の上でのたくりまわりましたよマジで。
最後まで読んだだけではすぐには真相に気づかないというのがいいね。そのあと考えることで理解できるので、自分の手で辿りついたといううれしさがある。