試験がひと段落して落ち着いて本が読めるようになった



・描写力が素晴らしい。異世界の風景やキャラクターの描写が、きっと本当なら非現実的な世界を書くために綿密な描写を書いて読者に分からせなければいけないはず。だけど実際は、凄く簡潔、それでいて分かりやすい。僕自身小説の描写が、文章からその様子を頭の中に描く作業が苦手だったんだけど、この小説はいとも簡単に想像できてしまう。
・これ読むとRPGやりたくなる。もっと言うと俺が冒険したくなる。
・てっきり子供向けのファンタジーだと思っていただけに、上巻の現実世界での重い展開に驚く。
・運命を変えるんじゃなくて、自分を変えるんだ。



刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)



・四話で日本最強を、七話で本当の最強を出してしまって、この後本当に大丈夫?と心配になったけど、ちゃんと大丈夫なんですね。上手いね、まったく。
・今回の奇策はこれまでのシリーズの中で一番好きかも。僕が将棋好きなだけに。
・真庭忍軍は儚いなあ。





・時代や環境によって縛られている価値観に縛られず、それを超えて本当の真実を知りたい、なんていう到底できるわけねえことをたまにちらっと願ってみたりする。けど、「特定の言語を使っている時点で既に特定の考え方を強要されている」という記述を見て、もう願うことすら諦めました。それならもう、どうやったって無理だ。
・だからせめて、裸にはなれなくても、自分は今どういう種類の服を着ているのか、他にはどんな服があるのかあったのか、それを少しでも知れたらいいと思う。
フーコーって、授業で何度もその名前が出てきたなあ。



町長選挙

町長選挙



・おお、ナベツネホリエモン
・伊良部は子供というより本能に忠実な動物だなあ。フクザツな人間社会だからこそ、そんな伊良部を見て心が緩和するのかも。
・映画版では松尾スズキでけして悪くはなかったけど、やっぱり伊良部は太ってなきゃなあ。