読書
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読書や歌から得た言葉を元に、人生の予習復習をしましょう、という本。
相変わらず引用の幅の広さに驚嘆。
ゲーテやブッタを出してきたかと思えば、矢沢あいやケツメイシまで登場するし。
もともと知ってる言葉も結構引用されていたのだけど、
こうやって改めて引用されるとそれまでは気づかなかったそれぞれの言葉の威力を感じることがある。
特に、「夜空ノムコウ」の
「歩き出すことさえもいちいちためらうくせに つまらない常識などつぶせると思ってた」
にはグサッときた。
だって俺の場合現在形だし。
歩き出すことさえもいちいちためらうくせにつまらない常識などつぶせると思ってるし。
これも何年後かしたら「若かったなあ」って形で振り返ることになるんですかね。
やだ。
あとニーチェのツァラトゥストラはカッコいいなあ。
そういう個々の引用文を除けば、全体的に特別感銘を受けたりはしなかった。
ただ、ビジネス本について、
この手の本はそれほど目新しいことを書いてるケースは少ないのになぜバカ売れするのかという疑問について、
「それは、なぜ同じ様なメロディの演歌を聴くのかと同じで、同じ節回しのビジネス本が仕事人間の応援歌、慰め歌になっているからです。つまり、ビジネス本は一種の歌謡曲だったんです。これは一種のツボ押しなんです。同じところを何度も推すことが肝心です。ビジネス本の切り口がワンパターンにもかかわらず売れるというのは、故なきことではないんです。ツボは同じところを何度も押すといい」
ここには非常に納得。