ユーロスペース

渋谷で映画を見てきた。
「東京小説」(http://www.biotide-films.com/otsuzakura/
桜井亜美乙一がそれぞれ撮った映画を見て、そのあとこの二人+映画に出演していた作家の佐藤友哉滝本竜彦トークショー








桜井さんの映画。
周囲の存在を拒絶して白と黒の服しか着ない主人公に対して、
後に恋人になる男が「白ばっかりだとそのほか全ての色を否定することになる」みたいなことを言って、
それは赤や緑といった明るい色ばかりじゃなくて、
茶色や群青色といったマイナスイメージを抱くことの多い色もあるはずで、
周囲を受け入れるということはいいこともあれば逆に傷つくこともあるわけで、
この程度の描写だと、
例えば主人公がこの男と別れたりしたら、
また白い服ばっかり着ちゃうんじゃないの、
という疑問。






乙一というか安達さんの映画。
……あの、映画以前に、あの3Dメガネ、すごく目が疲れた。
それが気になって気になって、正直あんまり映画が頭に入らなかった。
気がついたらシーンが変わってたりとか。
上映後に作者も言っていたけど、全体的に説明不足だったかなあ。
ユヤタンの存在意義があんまり分からなかったし。
彼が主人公をナンパする時に、
最初(画面から見て)柱の手前にいたのになぜか一旦反対側に回って、遠回りをして主人公の方に近づくというおどおどっぷりがなんだかおかしかった。







映画館に向かう途中、一緒に見る友達からメールが来て、
「太田さんが来ています」
と。
映画館でその友達と合流した時、
「ほらほら」
と誰かを指差していた。
ん、知り合いかな、と思ってその方向を見たら、
そこにいたのが太田さんだった。
おおっ、と思った。
そんな、指差してる友達と、驚いている僕の姿が本人に思いっきり見られていた。
なんて失礼。
そして、一緒に来ていた若い男性が関西弁を使っていたらしく、
もしかしたらその人西尾維新?なんて話して盛り上がってました。











映画館の通りに、
「眠れる森の美女」というラブホテルの看板があって、
ちょっとだけ行ってみてえなあと思った。









帰り道、話をしていろいろ刺激を受けた。
前日落ち込みかけたけど、そんな暇はないんだなあ。