読書


些末なおもいで

些末なおもいで

野生時代青春文学大賞受賞作。



34ページ。
「俺には、ああいうやつらが持つような、明確な青春、みたいなの、きっとないんだろうなあって思うんだよ」

イカクナセイシュン。
うん、分かるなあ。
だけど、
確かに存在している明確な青春、それに乗り切れずに、鬱々と屈託していること、
それ自体も本当は青春、なんだろうなあ、と思う。