フィッシュストーリー
そのとき僕は中学生か高校生で、
授業中にすべらない話大会をすることになって、
教室内には松本人志と宮川大輔が混じっていて、
形式はトーナメントで、
僕の一回戦の対戦相手は一瞬松本人志になりかけて、
「僕はあなたのことが大好きだけど、今は近寄ってほしくないんだ」と強く抗議したら、
松本人志は笑いながら去っていって、
結局僕の相手は同級生の女の子になって、
まず相手がすべらない話をはじめて、
と思ったらなぜか歌を歌いだして、
それはどうやら替え歌で、
その替え歌で笑いを取っているらしくて、
僕はくすりとも笑わなかったけど相手が歌い終わった後とりあえず拍手しておいて、
次に僕の番になって何を話そうか考えていたら、
審査員を務めていた木村カエラが突然機嫌を損ねて、
僕は彼女の態度に激昂して、
喧嘩して、
彼女は怒って審査員を放棄してどこかへ去っていって、
そこで目が覚めた。
面白い夢だったので二度寝したけど、その続きはもう見られなかった。
昨日の安田記念、ぼーっとテレビを見てたから分かんなかったけど、無茶苦茶厳しいレースだったんだねえ。
あんなハイペースでも先行で決まるんだから、よほど前残りの馬場なのか?
あー、昨日の試験で気が抜けた。
今日は全然勉強せず。
ぶしゅーん。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/01/30
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正直なんで今まで買わなかったのか自分でも分からん……
で、読んでみて、
「なんで今まで買わなかったんだ!」
というほどの後悔を、
特にしなかった。
なーんかねえ。
面白いんだけど、ちょっと全体的に小粒かなあ。
物足りなかった。
「フィッシュストーリー」は長編にしてもっと骨太な物語にしてほしかったし、
「ポテチ」の真相はやっぱりなという感じ。
「真夜中のエンジン」の、物語が広がる可能性を随所に示しておいて、
なんだそりゃ、というオチだったのは小粒感が逆にプラスに働いた感じ。
あのバカバカしくてでも胸の中がじわっとする感覚は大好きだなあ。
あとやっぱり、登場人物同士の掛け合いは読んでいて心地よいですね。
「出会いなんてな、じっとしていて、あるわけがないんだ。誰だっていいんだよ。とにかく、明日、職場に行って、最初に会った独身女性に、プロポーズをしてこい」
「それなら、かなりの確率で、講義棟の窓口にいる、五十歳のおばさんだ」
「独身なのか?」
「離婚した」
「じゃあ、それだ」
「それ、とか言うなよ」(フィッシュストーリー)
「じゃあ、それだ」に思わず吹き出した。
- 作者: 折原一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/10
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後から読み返して納得はしたんだけど。
ふーん、っていう程度にしか思わなくて。
ネットで「折原一をこれから読む人にはこの本は合っている」という意見を聞いたんだけど、
あれもしかして俺にはこの人合わない?
新しくブログやりなおしてからたまたま3日連続でタイトルがカタカナになったので、しばらく続けてみる。
統一させるのが好きなんだなあ。
ミクシィでも一時期歌詞の引用で統一しようとしたんだけど、あっちは挫折。
そうそう適した歌なんて思いつかないって。
むしろ頑張ったと思うよ。