知人の演劇を見に行く。電車に乗り遅れ、電車が遅れ、開園時間ぎりぎりに到着。演劇は序盤がつまんなくてあれこれ大丈夫か?と思っていたら、中盤辺りからびっくりするくらいシリアスな展開になっていって、それにつれてどんどん物語に引き込まれていった。脚本すごい。でも首をかしげる部分もほうぼうにあって、そういう個所を自分で検討するという点では完璧な作品を鑑賞するばかりが勉強になるわけではないんだなと思った。
その後、演劇に同行した友人とお酒を飲む。恋愛観やら人生観やらについて話をした記憶があるのだが、一番印象に残っているのは年が一歳しか違わないのに収入差が早くも1.5倍あるということだ!公務員の年収は、実は20代では民間より相当低い、という話を昨日聞いたばっかりだっただけに、寂しい気持ちにさせられるなあ。
別れた後、ジュンク堂で今朝王様のブランチでやってた風呂漫画を探したんだけど、いかんせんタイトルを覚えてなかったため見つけられず。代わりに、魔方陣グルグルのスピンオフ「舞勇伝キタキタ」を買う。このくだらなさ満載のノリが戻ってきたことが嬉しい。漫画はほとんど読まなくなったけど、そんな中今でも読もうと思う漫画は大抵がギャグ漫画なんだなあ。

読書メーターより転載

1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:4033ページ

ユージニア (角川文庫)ユージニア (角川文庫)
読了日:01月24日 著者:恩田 陸
好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)
無防備なくらいストレートな序文が好き。愛も物語も祈りなのだ。
読了日:01月19日 著者:舞城 王太郎
嘘神 (角川ホラー文庫 み)嘘神 (角川ホラー文庫 み)
こういうゲーム的な小説を知らないからなのかな。抜群に面白かった。めまぐるしく移り変わる展開に飽きることはなかったし、ダイチが実はところどころ頭悪いのもよかった。実は最初に伏線がぺったり張られてたのも意表を突かれたし、ラストも余韻が残る。文章力やら描写やらは稚拙だったけれど、物語自体がスリリングだったので気にはならず。ホラー大賞作品はやっぱり合ってます。
読了日:01月17日 著者:三田村 志郎
とらドラ!1とらドラ!1
一見コメディー的なキャラ設定の裏にちゃんと葛藤が用意されていて、その部分に触れたあたりから(それまで若干退屈だった)この小説ががぜん好きになってきた。続き読まなきゃ。
読了日:01月17日 著者:竹宮 ゆゆこ
競馬の血統学―サラブレッドの進化と限界 (NHKライブラリー)競馬の血統学―サラブレッドの進化と限界 (NHKライブラリー)
で、サンデー系はどうなりますかね。日本だけで囲ってもどうしようもないと思うけど。
読了日:01月15日 著者:吉沢 譲治
巷説百物語 (角川文庫)巷説百物語 (角川文庫)
文庫最新刊を読むためにせっせと再読。びっくりするほど内容覚えてなかった。舞首のトリッキーさ加減に脱帽。
読了日:01月13日 著者:京極 夏彦
すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)
世の中様々な価値観があるんだなあと思う。精子を浴びる女優と浴びせる男優を「仏像と仏像に祈りを捧げる人々」に見立てたのにはすげえと思った。なんか、わかる。
読了日:01月12日 著者:森下 くるみ
AnotherAnother
夜見山という町が頭の中にすっかり出来上がってしまった。ホラーとしてもミステリとしても青春ものとしても最高でした。
読了日:01月09日 著者:綾辻 行人
お好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記)お好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記)
今すぐ本屋に行きたくなる本。
読了日:01月05日 著者:桜庭 一樹
×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル
なんかもう原作乗っ取ってない?世界観を借りながらも、完全に西尾維新ワールド。
読了日:01月02日 著者:西尾 維新
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)クリスマスのフロスト (創元推理文庫)
様々な事件が立ち替わり起こり、様々な犯罪者が続々と登場して、飽きさせることなく最後まで楽しく読めた。読んで残るものは何もないけど、唯一「楽しかった」という記憶だけが色濃く残る。
読了日:01月01日 著者:R.D ウィングフィールド

読書メーター


久しぶりに更新しよう、何の本について書こうかな、と思っていながらたった今テレビを見ていたら、一週間バスタオルを選択せずに風呂上りに体をふき続けると、雑菌の数は9億個を超えるらしい、と紹介していて衝撃を受けた。平気で十日くらい使ってるよ……。簡単に化膿したり食中毒になったりするって言ってたけど、いっさい異変はないんだけどなあ。気付いてないだけですか。



最近、読書メーターをはじめたんですが、(http://book.akahoshitakuya.com/u/48726)これ面白いですね。こっちばかり更新してました。それからツイッターも登録だけはしたんだけど、次に何をどうすればいいのか分からないよ。


すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)

すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)

「荒療治ですが、裸を晒すということは、一度自分をリセットするのに打ってつけでした」家族の愛情に飢えて育ち、底なしの寂しさを抱えてAVという世界にたどり着いた、あたし。「人を好きになりたい」と過激なカメラの前に立つ。人気AV女優が、自らの生い立ちを繊細な筆で綴った、ソウルフルな自伝の書。



AVの世界で生きる女性ってどんなことを考えてるんだ?っていうのが読んだきっかけ。ずっと不思議だったんです。だって、自分の性を売り物にしようってなかなか思えないじゃない。それも、風俗と違って不特定多数の人に自分の性行為を見られ、顔を知られる、それって耐えがたいことじゃないかなと思うんです。金に困って仕方なくっていう理由なら納得できるけど、そうじゃなくて、別に断っても構わない状態であえてAVという世界に身をゆだねる人ってどんな考え方をしているのかな、と。
そしたらこの人はためらいや後ろめたさなんてほとんどなかった。それどころかむしろ単調な日々や人間不信の自分を変えられるかもしれないという漠然とした希望すら抱いてAVへの扉を開いている。AV女優になることへの抵抗はほとんど見られない。いやあ、こんなもんなんですかね。並々ならぬ覚悟が必要なように思ってたけど、一線を踏み越えるなんていう大それた意識などないまますんなりはいれちゃうものなのか。
世の中にはいろいろな考えの人がいて、賛成はできなくてもできるだけ尊重はしなきゃいけないよな、と思ったのでした。


何気なくテレビをつけてみたらラブサイケデリコが出ていて驚く。初めて顔見た。
ラブサイケデリコは「Freedom」という曲がすごく好きで、サビの「freedom」という歌詞の部分の、ボーカルの声と音楽が躍動感に満ち溢れていて、まさに自由そのものを体現しているようで、「自由」という、突き詰めて考えると無条件に賛美していいかどうか微妙な概念を、100%肯定してやりたいって思えてくる。
歌っていうのは、別に歌詞の内容がうそくさかったり陳腐だったりしても構わない。「夢はきっとかなう」とか「あなただけしか見えない」とかそんな一見下らない内容だとしても、歌手の歌い方やサウンドがその言葉に対して説得力を示すパフォーマンスを見せてくれれば、うそくさく陳腐なフレーズも積極的に受け入れたくなってくるのである。
アルバム聞くかなあ。


芥川賞は受賞作なしで、
直木賞白石一文佐々木譲




受賞作なしってのは残念。個人的には無理やりにでも何かにあげてくれれば嬉しい。出版社だって、高い金出して選考会開いて結果受賞作なしってなれば、選考委員に高い金出させただけで何の得もないですしね。書店だって盛り上がりに欠けちゃうし。
まあでも、直木賞から二人でたから全体の人数は一緒ですが。
白石一文は親子受賞だったんですね。そういえばそうだった。作品を読んだことはなく、たぶんこれから先も読む予定はないのですが。
佐々木譲は作品が映画化もされたし警官の血が文庫になったばっかりだし、人気が更に高まりそうな気がする。こちらも同じく読んだことはないけれど、警官の血はこれを機に手を出してみようかなあ。



http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100115-OYS1T00221.htm?from=nwlb


この記事の小説を書き始めるエピソードが面白い。
そして父は落選七回!東野圭吾北村薫の上がいたんだ。これだけ落とされ続ければそりゃあ嫌いにもなるだろうなあ。


ドラゴンボールの映画版を見た。あのマンガを実写映画化するなんて無茶なこと、よほどうまくいかない限り失敗するに決まってると思ってたし、実際評判がよくなかったので期待は一切持たずに見たらなんだかんだでそれなりに楽しめた。悟空が女の子にモテる方法を知りたいなんてセリフを言ったりチチとラブシーンを演じたりする場面が原作と比べてギャップがあって笑えたし、ブルマとチチがやたらいい女になってたりとか、あとアクションシーンは真っ当に素晴らしかったと思う。東洋と西洋がごちゃまぜになってて世界観が滅茶苦茶だったけど、思えばそれは原作でも同じことだったね(とはいえ、悟空が西洋人ってのはさすがに変だったけど)。原作にはそんな細かいことを吹き飛ばすくらいのパワーがあったってことなのか。
続編があることを思いきりにおわせる終わり方だったけれど、興行収入が悪かったみたいだから続きはないのかな。どんなひどい出来になっていたとしても、俺は見るけどね。どんなひどい出来になっていたとしても、それがドラゴンボールであるというだけで俺はもう楽しめそうな気がする。